依頼者▶︎Mさん 50代男性 人事部 月給45万円
争点:固定残業代、労働時間
相談に至った経緯等
入社までの説明では固定残業代の説明などなかったものの、入社時の雇用契約書には固定残業代の定めがあり、その時初めて固定残業代の存在を認識しました。その後、会社からは固定残業の定めを根拠に残業代が支払われませんでした。会社の説明にも一理あるとは思うものの、どうしても納得できなかったため、悩んだ末、弊所にご相談されました。
相談から解決まで
会社に受任通知を送付し、資料を開示していただいたところ、約250万円の残業代が発生していることがわかりました。
会社に請求したところ、当然、固定残業代の定めがあり、そのことは契約書にも明記されているから1円も支払わないと回答がありました。
しかし、雇用契約書、就業規則をよく読むと、固定残業代の定めとしては不合理な点があり、その点を問題にすることによって、次第に会社は態度を軟化させていきました。
最終的には、250万円を支払っていただき、無事解決しました。
解決のポイント
固定残業代の定めがあるからといって諦めず、就業規則等読み込むことによって何とか突破口を見出せました。
また、会社との粘り強い交渉も、解決のためには欠かせなかったと思います。